ほそながい生活を求めて

細く長くご飯を食べるために…

エンジニアとしてあまりこだわりがないのは強みかもしれない

 ポエム。自分のITエンジニアとしての強みについて考えていました。アプリケーションもインフラも本職として扱っていたことがあるから、レイヤ7から2まで普通の理解があって、基本的にどのレイヤでも何とか対応できることだと今までは言い張ってきた気がします(レイヤ1には自信がない)。しかし、最近転職を考えて少しだけ面接なんかを受けているうちに、技術へのこだわりのなさが最大の強みかもしれないと思い始めました。エンジニアとして面接に行っても、プロダクトやロール自体に関する質問はするんですが、要素技術的な質問をすることがあまりないことに気が付きました。敢えて言うなら、スキル的に選考条件を満たしているかの確認をする程度な気がします(満たしていなくても、入る前に最低限キャッチアップできると思いますとか言っておけば案外パスできるものだったり・・・。嘘ではない!)。

まず言語は何でもいいです。あえて言うならシンプルという理由だけでGolangが好きですが、COBOLを書いたこともあるし、自社フレームワークとかいうスパゲッティー(これ以上のクソ環境は後にも先にもないはず)を弄っていたこともありますし、PL/SQLをコネコネしていた時期もあります。インフラは物理でVMを動かしていようがコンテナを動かしていようが、物理じゃなくてAWSを使っていようが興味ないです(処理的に必要であれば気にしますが)。フロントエンドはJqueryだろうがVueだろうが何でもいいです(フロントエンドエンジニアとして働いたことがないのですごく適当に言っています)。天才が考えた技術思想や概念にしたがって扱えば大抵はうまいこといくわけなんで、公式ドキュメントを読んで、それこそチュートリアルどおり扱うことが重要だと思ってます。

こんな感じですが、エンジニアとして面接に行っても基本的にトントン拍子で選考をパスしていると思います。世界的企業から年俸提示を受けたこともあります。ちなみにその時は矢継ぎ早に技術的な問題を出されたので、流石にエンジニアっぽく受け答えをしていたんじゃないでしょうか。しかし一般的な流れに沿って普通に答えただけです。

そして、私の書くコードは恐ろしく普通だと思っています。IQ105くらいの人が書いてそうなコードと言うとわかりやすいでしょうか(ネットのIQテストによれば私のIQは125らしいが)。特に難しい抽象化をすることもなく、普通にif文とfor文を使い、それなりにわかりやすい変数名をつけ、適度にモジュール分割をするだけです。ちなみにコードを書くスピードもいたって平均的だと思ってます。

よくよく考えてみると、思い当たることがありますね。たとえばLinuxカーネルglibcとかのソースをちらっと読んでみると分かる(内容が分かるとは言っていない)のですが、処理自体の難しさはあるにせよ、かなり普通のコードが書かれてます。結構真面目に、あえて我々凡人でも追えるレベルに作られているのかもしれないと思ってます。だって高度な抽象化とかされちゃうと私ふくめ普通の人が読めなくなっちゃうじゃないですか!世の中は駒としてはあくまでも普通の人を求めているんじゃないだろうか。

というわけで、オブジェクト指向わかんねえええええ、抽象化うげえあああああああとか思っている方も、こういう人間がいるということでご安心ください。やってれば徐々に分かってくるとおもいます(私は全然分かってないですが)。というか話の趣旨が変わってしまいましたね。要素技術のこだわりも、抽象化へのこだわりも似たようなもんで、どっちにもこだわりがない人間でもなんとかなるよ!!!って話でした。

以上です。

最近趣味がなくなってきたなあと思ったら、人付き合いが増えていた

 最近ふと、趣味と言えるものがなくなったなあと思いました。数年前までは多趣味な人間だった気がするんですが、気がつけば継続してやっていることがなくなりました。1人でバイクやローカル線で旅行したり、登山をしたり、ある生物の観察をしたりが趣味だった気がするのですが、急激に頻度が減ってしまっています。逆に最近楽しいなあと感じるのは、友達や彼女と美味しいご飯を食べたり、酒を飲んだりすることです。ほぼ毎週末人とあっていますし、暇なときは1人でセンベロを求めてさまようこともあります。

何が変わったんでしょうか。これは私の場合ですが、人付き合いの楽しみ方を知った結果、趣味よりも人付き合いの方が楽しかったからです。私は学生の頃や数年前まで人付き合いが苦痛でした。一緒にいて何をすればいいのかよくわからなかったからです。会話そのものの楽しさがわかりませんでしたし、人といると基本的に疲れますし、旅行は1人のほうが気楽じゃないですか。結構そういうことに悩んだ時期もありました。Yahoo知恵袋も見て回りましたし、果ては心理学の本とか読んだりもしましたね。でも結局よくわからなかったんですよ。でも、いくつかの経験?を経て変わってきた気がします。そのうちの1つとして、1人で立ち飲み屋に出入りするようになったことも結構大きな要因だったかもしれません。

数年前まで会社の配属で全然知らない土地にいたことがありました。会社の同期や歳の近い先輩後輩はいたのですが、私はそういう付き合いが嫌いで避けていました。当然やることもないので、休みの日は前述した趣味なんかに費やしていたわけです。しかし仕事で疲れていると、休日に趣味すらもやりたくない時がありますよね。そういうときは公園や喫茶店をはしごして、本を読んだり昼寝をしたり虚空を眺めたりして過ごしていました。

酒が好きだったので、ふらふらと歩き回る流れで自然と1人で立ち飲み屋とかに行くようになり、安いツマミとビールを頬張りながら虚空を眺めるという過ごし方のパターンが定着しました。もちろん周りの客とは話しませんよ。割と広い立ち飲み屋に行くと分かるのですが(都内だと晩杯屋とか安くておすすめです)、1人客はたくさんいるものの、他の客や店員と積極的に話す客って少数派なんです。多くの人は虚空を眺めてるか、タバコを吸ってるか、スマホ弄ってるか、片隅のテレビを凝視しているだけです。

そういう人たちがじゃあみんな私みたいにいかにも人付き合い嫌いです風かというと全然違うんですよね。イケメンもいれば剥げたおっさんもいれば割と硬派なサラリーマンみたいな人もいます。全然違うタイプの人たちがそれぞれ1人で誰と関わるわけでもなく淡々と過ごしているのに謎の一体感があるんですよ。そのときに思ったんです、人付き合いを心地よく感じるかどうかって一体感なんじゃないかって。つまり、精神的に同じ方角を向いているということですね。

最近は人といるときに特別に何かしようというわけでもなく、相手と同じペース・雰囲気で過ごすとどうやら心地が良いようだということが分かってきたのですが、これはもしかしたら立ち飲み屋に出入りしたことが影響したのかも知れません。

何の話をしていたかと言うと、人付き合いが楽しくなって趣味がなくなったという話でしたね。たぶん人付き合いよりも断然趣味という人はいると思います。私はITエンジニアの仕事をしているのですが、周りを見ているとそういう人が多そうです。ただ私の場合には、趣味と人付き合いだと潜在的に後者の方が楽しいと感じる人間のようでした。しかしそれに気がつくまでに時間がかかっていたようです。もちろん相手にはよるのですが、以前は全くそういうふうに思わなかったんですよね。何となく自分もそうかも、だけど人付き合いは苦手だなあと思っている人は、立ち飲み屋に寄って虚空を眺めてみるのもおすすめです。

よくわからない記事ですが、以上です。